エジプト

エジプトは、アフリカ大陸の北東の端に位置し、国土の大半が砂漠で、人々の暮らしはナイル川に沿って広がっています。ピラミッドなどの古代遺跡と、アジアにつながるシナイ半島を解説します。

世界の中のエジプトの位置
世界の中のエジプトの位置
面積
100万km²
29位/193
1,001,450 km²
人口
1.1億人
14位/193
114,535,772人(2023年)

面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。

大陸
アフリカ
地域
北アフリカ
首都
カイロ
陸で接している国
スーダン、リビア、イスラエル

ナイル川がつくった国土

エジプトの面積は約100万平方キロメートルで、日本の約2.7倍です。人口は、国連の推計(2023年)で約1億1,454万人です。国土の大半は砂漠で、雨が少なく、年間の降水量は首都カイロで約35ミリメートルにとどまります。

この国を支えているのが、全長約6,650キロメートルのナイル川です。人が住み、畑として使われているのは国土の数%ほどで、その大半はナイル川の流域と、河口に広がるデルタ地帯に集まっています。農業に使う水も、大半をナイル川に頼っています。

ピラミッドと神殿が語る古代

古代エジプトの都メンフィスとその墓地遺跡は、「メンフィスとその墓地遺跡:ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として、1979年に世界遺産に登録されています。クフ王の大ピラミッドは、建設当初の高さが約146.6メートルで、外装の石灰岩が失われた現在は約138.5メートルです。

南部のルクソール周辺は、古代の都テーベにあたり、カルナック神殿やルクソール神殿、王家の谷などが残ります。こちらも1979年に「古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界遺産に登録されました。

古代文字ヒエログリフを読み解く手がかりになったのが、1799年にラシードで見つかったロゼッタ・ストーンです。ギリシャ文字などと同じ文章が刻まれていて、1822年にフランスの学者シャンポリオンが解読を発表しました。

アフリカとアジアをつなぐ位置

エジプトの国土は、アフリカ大陸の北東の端にあり、東のシナイ半島はアジア側にあたります。地中海と紅海を結ぶスエズ運河は、全長約193キロメートルで、1869年に開通しました。

南部のヌビア地方にあるアブ・シンベル神殿は、紀元前13世紀ごろ、ラムセス2世の時代に造られた岩窟神殿です。アスワン・ハイ・ダムの建設で湖に沈むことになったため、ユネスコの呼びかけで世界各国が協力し、1964年から1968年にかけて1,035個のブロックに切り分け、64メートル高い崖の上に移されました。

エジプトと日本の協力

2025年11月1日に正式開館した大エジプト博物館は、ギザの三大ピラミッドの近くにあります。10万点以上の収蔵品があり、ツタンカーメンの墓の副葬品がまとめて展示されています。総工費は約1,540億円とされ、日本は円借款で約842億円を提供したほか、国際協力機構(JICA)が文化財の保存や修復の面でも協力しました。

教育の面では、2010年2月にエジプト・日本科学技術大学(E-JUST)が、工学系の大学院として開学しました。日本の大学や企業などが設立を支援し、少人数で研究を重んじる日本型の工学教育を取り入れています。

エジプトの地図は、地図パズルで確認できます。

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最終更新:2026-10-06 / 地図データの出典はデータの出典をご覧ください。