フィリピン
フィリピンは、7,600あまりの島々からなる東南アジアの島国です。山あいの棚田や海のサンゴ礁などの世界遺産と、長いスペイン統治の歴史が重なり、日本にもバナナなどを多く送り出しています。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
- 大陸
- アジア
- 地域
- 東南アジア
- 首都
- マニラ
- 陸で接している国
- なし(陸で接している国はありません)
7,641の島々
フィリピンの面積は約29万8,000平方キロメートルで、日本の約8割にあたります。国内には7,641の島々があり、大きな島のルソン島とミンダナオ島に人口が集中しています。
国連の推計(2023年)では、人口は約1億1,489万人でした。首都マニラを含む首都圏の人口は約1,400万人です。島が多いため、地域によって言語や文化に違いがあります。英語とフィリピノ語が公用語として使われています。
2000年を超える棚田
ルソン島北部の山あいには、イフガオ族の人びとが2000年以上前からつくってきたとされる棚田が広がっています。1995年に「フィリピン・コルディリェーラの棚田群」として世界遺産に登録されました。この登録は、文化的景観という種類の世界遺産に初めて加えられたものです。登録された棚田は、バナウェのバタッドとバンガアン、ミャヤオヤオ、フンドゥアン、キアンガンの5か所で、いずれもイフガオ州にあります。
険しい山の斜面を、石垣で支えながら段々に切り開いた棚田は、人びとの暮らしと自然が結びついた景色として知られています。
スールー海のサンゴ礁
南西部のスールー海にあるトゥバタハ岩礁海洋公園は、北環礁と南環礁の二つの大きな環礁と、小さなジェシー・ビーズリー礁からなり、面積は約9万7,000ヘクタールです。海洋生物の密度が非常に高いことで知られ、1993年12月に世界遺産に登録されました。
北側の小島は、海鳥やウミガメが巣をつくる場所にもなっています。ほかの島々から遠く離れた環礁のため、人の手が入りにくく、サンゴ礁がよく保たれてきました。
スペイン統治から日本とのつながりへ
1565年にレガスピの率いるスペインの探検隊が到着してから、1898年まで、フィリピンは300年以上にわたってスペインに統治されました。1898年のパリ条約で、統治はスペインからアメリカに移りました。この影響で、キリスト教(カトリック)が広まり、スペイン語に由来する言葉や地名も多く残っています。
日本とのつながりでは、バナナが身近な例です。2024年には、日本が輸入する生鮮バナナの約75%がフィリピン産でした。2020年の貿易統計でも、輸入量の約8割をフィリピン産が占めており、日本の食卓では長く身近な存在です。
フィリピンの地図は、地図パズルで確認できます。
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