長崎県
長崎県は、島の数が日本一多い県です。江戸時代から外国との交流の窓口として栄え、平和への願いを世界に発信する町でもあります。火山や炭鉱の島の歴史もあわせ持っています。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- ながさき
- 地方
- 九州・沖縄地方
- 県庁所在地
- 長崎市
- 陸で接している都道府県
- 佐賀県
日本一の島の数と複雑な海岸線
長崎県には、国土地理院が2023年に数えなおした結果で1,479の島があり、島の数は全国で最も多くなっています。以前は970ほどといわれていましたが、測量の技術が進んで、数えられる島が増えました。海岸線の長さも、北海道に次ぐ長さです。海に深く入りこんだ入り江や半島がいくつもあり、陸の地形がきわめて複雑です。
朝鮮半島に近い対馬、玄界灘に浮かぶ壱岐、東シナ海に連なる五島列島などは、いずれも長崎県に属します。対馬は、天気がよければ韓国が見えることもあるほど大陸に近い島です。陸で接しているのは佐賀県だけです。
県北の佐世保の沖には、「九十九島」と呼ばれる、大小およそ200の島が散らばる美しい海が広がります。
鎖国下の貿易の窓口
江戸時代、日本は外国との往来を厳しく制限していましたが、長崎だけは、オランダや中国との貿易が認められていました。長崎港の人工の島「出島」にはオランダの商館が置かれ、西洋の医学や科学などの知識が、ここから日本に入ってきました。
坂の多い長崎の町には、石畳の道や教会、中国風の祭りなど、さまざまな国の文化が混じり合った景観が残っています。カステラやちゃんぽんも、そうした交流のなかで広まった食べ物です。秋の長崎くんちでは、龍踊りや傘鉾など、にぎやかな出し物が町をめぐります。
祈りと平和への思い
江戸時代に禁じられていたキリスト教を、ひそかに守り続けた人々がいました。幕末に建てられた大浦天主堂や、長崎・天草の集落は、「潜伏キリスト教関連遺産」として2018年に世界文化遺産に登録されました。
1945年8月9日、長崎市に原子爆弾が投下されました。現在は平和公園に平和祈念像が立ち、原爆資料館では当時の様子を伝えています。毎年8月9日には平和祈念式典が開かれ、核兵器のない世界をめざす願いが世界に向けて発信されています。
火山の半島と炭鉱の島
島原半島の雲仙岳は火山で、山麓には温泉が湧いています。1990年から1995年にかけての普賢岳の噴火のあと、町は復興を進めてきました。
長崎市の沖にある端島(軍艦島)は、かつて海底炭鉱で栄えた島です。建物が軍艦のように見えることからその名がつき、「明治日本の産業革命遺産」のひとつになっています。
長崎市は、すり鉢のような地形の斜面に家々が密集し、夜景の美しい町として知られます。町なかを走る路面電車は、現在も市民の足です。五島列島には、海沿いの小さな集落に、いくつもの教会が建っています。
長崎県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
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