佐賀県
佐賀県は、九州で最も面積が小さい県です。日本一ともいわれる干満差の有明海、白い磁器の焼き物の里、幕末に西洋の技術をいち早く取り入れた歴史など、小さな県ながら内容は多彩です。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- さが
- 地方
- 九州・沖縄地方
- 県庁所在地
- 佐賀市
潮が大きく引く有明海
佐賀県は、南に有明海、北に玄界灘という、性格の異なる2つの海に面しています。なかでも有明海は、満ち潮と引き潮の水位の差が大きいことで有名で、最大で約6メートルにもなり、日本で最大とされています。
潮が引くと、海底は広大な干潟になります。ここには、ムツゴロウなど、有明海などにしかいない生きものがすんでいます。この海で養殖される佐賀のノリは、日本でもトップクラスの生産量を誇ります。
堀とクリークの平野
県の南東部には、筑後川の流れがつくった広い佐賀平野があります。平坦で水が不足しがちだったため、古くから、田んぼのあいだに「クリーク」と呼ばれる水路が張りめぐらされてきました。現在も、米や麦、たまねぎなどが栽培されています。
県の面積は約2,400平方キロメートルで、九州の7県のなかでは最も小さくなります。人口は約81万人です。北の玄界灘側にある唐津には、海沿いに松林が長く続く「虹の松原」があり、近くの呼子はイカの港として知られています。
磁器の里と古代の遺跡
有田や伊万里の周辺では、江戸時代の初めごろから、白くて硬い磁器がつくられてきました。有田焼や伊万里焼は、港から船でヨーロッパにまで運ばれ、海外でも人気を集めました。唐津焼や、近くの武雄の焼き物とあわせて、佐賀は「やきものの県」と呼ばれます。
神埼市と吉野ヶ里町にまたがる吉野ヶ里遺跡は、弥生時代の大きな集落の跡です。周囲を堀で囲んだ様子が復元され、2千年ほど前の暮らしをうかがうことができます。唐津の名護屋城跡は、戦国時代の終わりに豊臣秀吉が大陸へ兵を送るために築いた城の跡です。
幕末の技術革新と秋の祭典
江戸時代の終わりごろ、佐賀藩は西洋の技術をいち早く取り入れて、大砲や船の建造に力を入れました。佐賀市にある三重津海軍所跡は、その名残として「明治日本の産業革命遺産」のひとつに登録されています。
秋には、嘉瀬川の河川敷に色とりどりの熱気球が舞い上がる「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開かれます。唐津では、11月に大きな曳山が町をめぐる唐津くんちが行われます。
佐賀県は、福岡県と長崎県にはさまれています。佐賀牛は肉質のよい和牛として知られ、県西部の嬉野は、温泉と茶の産地です。有明海の干潟や、玄界灘のイカ、山あいの温泉など、小さな県のなかにも、地形ごとの違いがよく表れています。
佐賀県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
佐賀県のパズルを開く