福岡県
福岡県は、九州の北の玄関口にあたる県です。朝鮮半島や中国大陸に近い港町として栄え、現在も九州で最も多くの人が暮らしています。学問の神様や、日本の製鉄の歴史ともゆかりの深い土地です。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- ふくおか
- 地方
- 九州・沖縄地方
- 県庁所在地
- 福岡市
大陸に最も近い港町
福岡県は九州の北端にあり、朝鮮半島や中国大陸に近い位置にあります。そのため古くから、海を渡って人や物、新しい文化が入ってくる窓口でした。博多湾に面した博多の港は、その中心です。
江戸時代に志賀島で見つかった金印には「漢委奴国王」と刻まれており、大陸の王朝と日本との交流を伝える貴重な品として知られています。鎌倉時代に元の大軍が攻めてきた際には、博多湾の海岸に石の防壁が築かれました。その跡は、現在も一部が残っています。
学問の神様と製鉄の町
県の中ほどにある太宰府は、古代には九州全体を治め、外国との窓口も守る役所が置かれた町です。現在は、学問の神様として菅原道真をまつる太宰府天満宮があり、受験の時期には多くの人が参拝に訪れます。
北端の北九州市では、1901年に官営八幡製鉄所が操業を始めました。近くの筑豊で産出する石炭と海運の便を生かして日本の製鉄を支え、その関連施設は「明治日本の産業革命遺産」として2015年に世界文化遺産に登録されました。
本州と向き合う海峡と川
北九州市の門司と、本州の下関のあいだにある関門海峡は、最も狭いところで幅が1キロメートルに満たず、船が行き交う海の道です。鉄道や車の通るトンネルと橋で結ばれ、九州と本州をつなぐ重要な出入口になっています。
県の南には、九州で最も大きい川の筑後川が流れ、佐賀県との境にもなっています。川沿いの平野は米づくりが盛んで、八女の茶や、いちごの「あまおう」も有名です。
九州随一の人口と食文化
福岡県の人口は約514万人で、九州の7県のなかで最も多くなっています。福岡市は約161万人、北九州市は約94万人で、2つの大きな市が県の北部に向き合っています。福岡市は空港が市の中心部に近く、博多駅から地下鉄で5分ほどで行けることでも知られます。
豚の骨を煮出したスープの博多ラーメンや、たらこを唐辛子などで漬けた明太子は、福岡の食べ物として全国に知られています。毎年7月に行われる博多祇園山笠は、1241年に始まったと伝わり、780年以上続く祭りで、男たちが山車をかついで早朝の町を駆け抜けます。
福岡県は、佐賀県・熊本県・大分県の3つの県と陸で接しています。東や南には山地が連なり、大分県との境にある英彦山は、古くから山岳信仰の場として知られてきました。福岡市の中洲や天神には、夜になると路上に屋台が並び、ラーメンやおでんを味わう人でにぎわいます。
福岡県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
福岡県のパズルを開く