アルゼンチン
アルゼンチンは、アンデス山脈から大西洋岸のパンパ、南の果てのパタゴニアまで、南北に長く延びる国です。アジア以外で最も高い山、タンゴ、氷河、日本からの移民の歴史を解説します。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
南へ細長く延びる国土
アルゼンチンの面積は約278万平方キロメートルで、日本の約7.5倍あります。南アメリカではブラジルに次ぐ広さで、人口は約4,554万人(2023年の国連の推計)です。23の州と、首都であるブエノスアイレス自治市からなります。
西の国境にはアンデス山脈が連なり、最高峰のアコンカグアは標高約6,960メートルで、アジア以外では最も高い山です。大西洋側には草原のパンパが広がり、南部はパタゴニアと呼ばれます。最南端に近いティエラ・デル・フエゴ島のウシュアイアは、南緯54度より南にあり、世界最南端の都市とされます。
5月革命から独立へ
アルゼンチンでは、1810年5月に市民の集まりが臨時の政府をつくる5月革命が起こりました。1816年7月9日には、トゥクマン議会がスペインからの独立を宣言し、現在も独立記念日として祝われています。
首都のブエノスアイレスは、1536年にスペインのペドロ・デ・メンドーサが築いたのが始まりですが、先住民との対立や食料不足のために、一度は放棄されました。1580年にファン・デ・ガライが再建して、港町として発展しました。
タンゴと氷河の国
タンゴは、ブエノスアイレスとウルグアイのモンテビデオを含むラプラタ川の流域で、ヨーロッパからの移民などの都市の人びとが育てた音楽と踊りです。2009年に、アルゼンチンとウルグアイが共同で、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
南部のロス・グラシアレス国立公園は、1937年に国立公園となり、1981年に世界遺産に登録されました。公園内のペリト・モレノ氷河は、アルヘンティーノ湖の狭い水路に押し出して氷のせきをつくることがあり、氷河の多くが後退する中で、前進と後退をくり返して釣り合いを保っている、数少ない氷河のひとつとして知られます。
日本との関係と日系人
日本とアルゼンチンは、1898年2月3日に修好通商航海条約を結び、1899年から船による貿易が始まりました。最初に渡った日本人とされるのは、1886年に難破した船から降り、コルドバに住みついた牧野金三です。
20世紀のはじめには、貧しさに苦しんでいた沖縄から多くの人が渡りました。外務省の推計では、アルゼンチンの日系人は約6万5000人で、国別では7番目です。
アルゼンチンの地図は、地図パズルで確認できます。
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