ブラジル
ブラジルは、南アメリカの面積の半分近くを占める大国で、アマゾンの熱帯雨林を広く抱えています。ポルトガル語の国のなりたち、計画都市ブラジリア、世界最大の日系社会を解説します。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
南アメリカの半分近くを占める国
ブラジルの面積は約851万平方キロメートルで、南アメリカ大陸の約半分近くを占め、日本の約22.5倍あります。人口は約2億1,114万人(2023年の国連の推計)で、26の州と連邦区からなります。
北部にはアマゾン川の流域が広がり、世界最大級の熱帯雨林がその中心にあります。アマゾニア・レガルと呼ばれる行政区域は約500万平方キロメートルで、国土の約6割にあたります。熱帯雨林の約6割はブラジルの国内にあります。南西部のアルゼンチンとの国境には、イグアスの滝があります。275の滝が約2.7キロメートルにわたって連なる、世界でも有数の大きな滝で、ブラジルとアルゼンチンの両側の国立公園が、世界遺産に登録されています。
ポルトガル語の国のなりたち
1822年9月7日、ブラジルはポルトガルからの独立を宣言しました。約322年間に及ぶポルトガルの支配を経ての独立でした。1494年のトルデシリャス条約で、現在のブラジルの一部がポルトガルのものとされたことから、南アメリカの中で、ブラジルだけがポルトガル語を公用語としています。
首都のブラジリアは、1956年に建設が始まり、1960年に首都となった計画都市です。都市計画をルシオ・コスタ、建築をオスカー・ニーマイヤーが手がけ、1987年に世界遺産に登録されました。
農産物と鉱産物
広い国土を生かした農業がさかんで、大豆では世界最大の輸出国とされています。2024/25年度の大豆の生産は約1億6500万トン、輸出は約1億500万トンが見込まれています。日本へは、鉄鉱石、鶏肉、コーヒー、アルミニウム、とうもろこしなどが輸出されています。
海を渡った日本人と日系社会
日本とブラジルは、1895年11月5日に修好通商航海条約を結びました。1908年4月28日に神戸港を出た笠戸丸は、6月18日にサントス港へ着き、781人の移民をコーヒー農園へ運びました。
外務省の推計では、ブラジルの日系人は約270万人で、海外では最も多くなっています。サンパウロのリベルダーデ地区は日本人街として知られ、1912年ごろから日本人が住み始めたとされます。日本には、法務省の統計で2025年12月現在、約21万人のブラジル人が暮らしており、日本とブラジルの人の行き来は双方向になっています。
ブラジルの地図は、地図パズルで確認できます。
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