カナダ
カナダは、世界で2番目に広い国土をもち、北極圏から五大湖のほとりまで広がる国です。英語とフランス語の2つの公用語、メープルシロップ、日本からの移民の歴史を解説します。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
2番目に広い国と長い海岸線
カナダの面積は約998万5000平方キロメートルで、ロシアに次いで世界で2番目に広く、日本の約27倍あります。一方、人口は約3,930万人(2023年の国連の推計)で、広さのわりには多くありません。10の州と3つの準州があり、首都は東部のオタワです。
大西洋、太平洋、北極海の3つの海に面していて、海岸線は約20万2000キロメートルと、世界で最も長いとされています。国土の半分近くは、固い岩盤が広がるカナダ楯状地(じゅんじょうち)で、五大湖のうちの4つは米国との国境にまたがっています。
連邦のはじまりと2つの言語
カナダは1867年7月1日、現在のオンタリオとケベック、ノバスコシア、ニューブランズウィックの4つの州が連邦をつくって始まりました。当時、西や北の広大な土地は、ハドソン湾会社が管理していて連邦の外にありました。その後、それらの土地が加わって、いまの10州と3準州になりました。
公用語は英語とフランス語です。2021年の国勢調査では、母語が英語のみの人が54.9%、フランス語のみの人が19.6%でした。ケベック州では、母語がフランス語の人が約75%(2021年)にのぼり。
山と森が生む自然と産物
アルバータ州にあるバンフ国立公園は、1885年に温泉を守るために設けられたカナダ最初の国立公園で、ロッキー山脈の景観で知られます。メープルの木が多い東部では、春先に樹液を煮詰めてシロップをつくります。2024年にはカナダが世界の約73%を生産し、そのうち約9割をケベック州が占めました。
日本から海を渡った人びと
日本人として最初にカナダへ移民したとされるのは、1877年に太平洋岸のニューウェストミンスターに着いた永野萬蔵です。サケ漁や製材所で働き、のちに塩ザケの輸出で成功したと伝えられています。1977年には、日系カナダ人の100周年を記念して、ブリティッシュ・コロンビア州の山に「ナガノ山」の名がつけられました。
日本とカナダは1928年1月31日に外交関係を結び、翌1929年にはカナダが東京に公使館を開きました。アジアで最初の公館とされます。日本はカナダから、なたね(キャノーラ)、石炭、木材、豚肉などを輸入しており、エネルギーや鉱産物の取引も続いています。
カナダの地図は、地図パズルで確認できます。
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