スペイン
スペインは、イベリア半島の大部分を占める南西ヨーロッパの国です。中央の高原、南のアンダルシア、カナリア諸島の火山など、変化に富んだ土地と、世界でも上位の観光客数で知られます。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
高原と山脈、島々
スペインの面積は約50.6万平方キロメートルで、日本の約1.3倍あります。人口は国連の推計(2023年)で約4,791万人でした。国土の中央には、標高の高いメセタと呼ばれる高原が広がり、周りをピレネー山脈やシエラネバダ山脈などが囲んでいます。
イベリア半島の最高峰は、シエラネバダ山脈のムラセン山(標高3,479メートル)です。スペイン全体の最高峰は、大西洋に浮かぶカナリア諸島のテネリフェ島にあるテイデ山(標高3,715メートル)で、周辺は2007年に世界遺産に登録されました。南部は夏の暑さが厳しく、地中海沿岸は日差しに恵まれています。
多様な言語と歴史の重なり
スペインでは、スペイン語(カスティーリャ語)が公用語で、憲法の定めにより、地域ごとにバスク語、カタルーニャ語、ガリシア語、バレンシア語なども公用語として認められています。広い自治が保障されているため、地方ごとの個性が強い国です。
歴史では、8世紀にイスラム勢力がイベリア半島に進出し、その後、数百年にわたってキリスト教とイスラム教の文化が交わりました。1492年にグラナダが陥落してキリスト教徒による国土の回復が完了し、同じ年にコロンブスがアメリカ大陸に到達しています。グラナダのアルハンブラ宮殿は、イスラム建築の代表例として、1984年に世界遺産に登録されました。
観光とオリーブ
スペインは、観光が経済の柱の一つで、2025年には年間約9,700万人の外国人観光客が訪れ、世界第2位でした。ガリシア地方のサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼路は、1993年に世界遺産に登録され、今も多くの人が歩いています。
農業では、オリーブ油の生産が世界最大で、年によって差がありますが、世界の生産量の半分近くを占めるとされます。主な産地は南部のアンダルシア地方です。工業では、自動車、食料品、化学品などが主要な産業です。
日本との400年以上の交流
日本とスペインの交流は古く、1549年にスペイン出身のフランシスコ・ザビエルが来日し、1615年には支倉常長らの慶長遣欧使節団が国王に謁見しました。1868年に条約が結ばれて外交関係が開かれ、2018年に150周年を迎えました。
貿易では、日本からは自動車が輸出の約45%(2024年)を占め、スペインからは豚肉が輸入の約26%、オリーブ油が約5%を占めています。奈良市とトレド市(1972年)をはじめ、姉妹都市の提携も多く、熊野古道とサンティアゴ巡礼道は、1998年に提携を結んでいます。
スペインの地図は、地図パズルで確認できます。
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