ギリシャ
ギリシャは、バルカン半島の南端と、エーゲ海やイオニア海に散らばる数多くの島々からなる国です。古代文明を伝える世界遺産や、地中海の海を生かした観光と海運で知られています。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
半島と島々の国
ギリシャの面積は約13.2万平方キロメートルで、日本の約3分の1、人口は国連の推計(2023年)で約1,024万人でした。国土は山がちで、最高峰のオリンポス山は、標高約2,917メートルです。海岸線は約13,700キロメートルと長く、エーゲ海とイオニア海には、約6,000の島や小島が散らばっています。そのうち人が住むのは、227島とされます。
気候は地中海性で、夏は暑くて乾燥し、冬は穏やかで雨が降ります。このため、オリーブやぶどう、柑橘類などの栽培が盛んです。首都アテネは、人口約300万人で、国の政治と経済の中心になっています。
古代文明と世界遺産
アテネのアクロポリスは、紀元前5世紀に、パルテノン神殿などが建てられた丘で、1987年に世界遺産に登録されました。古代の神託で知られたデルフィの遺跡も、同じ年に登録されています。中部のメテオラには、岩の柱の上に築かれた修道院群があり、1988年に世界遺産になりました。
スポーツの面でも、ギリシャは大会の発祥の地です。古代オリンピックは、紀元前776年にオリンピアで行われた大会が最初の記録とされ、近代の第1回大会は、1896年にアテネで開かれました。
独立から現在まで
近代のギリシャは、1821年にオスマン帝国からの独立戦争を始め、1832年に独立が承認されて、ギリシャ王国が成立しました。1974年に君主制が廃止され、共和制になっています。1981年に現在のEUの前身であるEC、2001年に統一通貨ユーロへ加わりました。
産業では、観光業と海運業が主要です。長い海岸線と島々、古代の遺跡を目当てに、多くの観光客が訪れます。また、海運業も、国の主要な産業の一つです。
日本とギリシャの交流
日本とギリシャは、1899年に修好通商航海条約を結び、2024年は外交関係の樹立から125周年にあたり、両国で「日本・ギリシャ文化観光年」の行事が行われました。
日本の文学を世界に紹介した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、1850年に、ギリシャのイオニア海に浮かぶレフカダ島で生まれ、1890年に日本へ渡りました。貿易では、2025年に日本から約480億円を輸出し、ギリシャからは約900億円を輸入しています。輸入品には、たばこ、石油製品、果実などがあります。
ギリシャの地図は、地図パズルで確認できます。
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