トルコ
トルコは、アナトリア半島を中心に、アジアとヨーロッパの境にまたがる国です。イスタンブールはボスポラス海峡をはさんで二つの大陸にまたがり、古代の遺跡や独特の景観が残ります。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
二つの大陸にまたがる国
トルコの面積は約78万平方キロメートルで、日本の約2倍です。2023年の人口は国連の推計で約8,727万人で、公用語はトルコ語、宗教はイスラム教が大部分を占めます。国土の約97%はアジア側のアナトリア半島にあたり、ヨーロッパ側はごく一部です。
アジアとヨーロッパの境にあたるボスポラス海峡は、黒海とマルマラ海を結ぶ長さ約31キロメートルの海峡です。イスタンブールは、この海峡をはさんで両側に市街が広がる、世界でも珍しい都市です。海峡は、黒海から地中海方面へ向かう船の通り道にもなっています。
首都アンカラとイスタンブール
現在のトルコ共和国は、1923年にムスタファ・ケマル・アタテュルクによって建国されました。同じ年の10月13日に、アナトリア高原の中央部にあるアンカラが新しい首都とされました。アンカラは標高約850メートルの高原にあります。
政治と行政の中心はアンカラですが、経済や文化の中心はイスタンブールです。人口は国内でもっとも多く、歴史的な建物と現代的な市街が混ざり合っています。
古い遺跡と奇岩の風景
南東部のギョベクリ・テペは、約1万1000年前の巨大な石造りの遺跡で、世界でもっとも古い巨石建造物とされます。メソポタミアの北部にあたる地域にあり、2018年に世界遺産に登録されました。農耕が広まる前の時代の人びとが築いたとされ、人類の歴史を考えるうえで注目されています。
中部のカッパドキアは、火山の噴出物が浸食されてできた奇岩の風景で知られ、「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として、1985年に世界遺産に登録されました。岩をくり抜いてつくられた住居や教会が、今も残っています。
エルトゥールル号と日本
1890年(明治23年)9月、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が、帰国の途中、和歌山県串本町の沖で台風のために座礁しました。地元の人びとが生存者の救助にあたり、日本政府は軍艦「八重山」を派遣して救護にあたらせ、生存者69人を軍艦「比叡」と「金剛」で送り届けました。生存者は、神戸からエジプトのポートサイドまで運ばれ、そこでトルコ側に引き渡されました。
この出来事は、日本とトルコの友好関係の原点とされ、串本町では今もトルコとの交流が続いています。
トルコの地図は、地図パズルで確認できます。
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