タイ
タイは、インドシナ半島の中央部からマレー半島にかけて南北に長く延びる国です。豊かな稲作地帯と仏教文化、二つの海に面した長い海岸線をもち、日本との交流は19世紀に始まりました。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
二つの海に面した国
タイの面積は約51万平方キロメートルで、2023年の人口は国連の推計で約7,170万人です。国土は南北に長く、北部には山地が広がり、中央部には大河のチャオプラヤー川が流れる平野が続いています。
南部はマレー半島の北部にあたり、東側はタイ湾、西側はアンダマン海に面しています。タイ湾は南シナ海の浅い入り江で、最大水深は約85メートルしかありません。一方のアンダマン海は、深いところで4,000メートルを超えます。海岸線の長さは、タイ湾側が約1,840キロメートル、アンダマン海側が約865キロメートルで、美しい砂浜や島々が観光地として知られています。
三つの季節と米づくり
タイの気候は熱帯で、季節風の影響を受けて、おおむね三つの季節に分かれます。5月から10月ごろは南西の季節風による雨季、11月から2月ごろは比較的涼しく乾いた乾季、3月から5月ごろは暑季です。
チャオプラヤー川の流域に広がる中央平原は、昔から米づくりの中心でした。タイは世界有数の米の輸出国として知られ、川は全長が360キロメートルを超え、昔から米や木材を運ぶ水の道として使われてきました。川の下流にあるバンコクは、国の政治と経済の中心です。
シャムからタイへ、アユタヤの栄華
1350年に建設されたアユタヤは、のちに長く栄えた古い都で、1991年に世界遺産に登録されました。アユタヤは、シャム王国の2番目の都として栄えました。遺跡には、仏塔や寺院の跡が数多く残っています。国名は、1939年にシャムからタイに改められました。
人口の大多数はタイ族で、公用語はタイ語です。国民の約94%が仏教徒、約5%がイスラム教徒とされています。ほかに華人やマレー族なども暮らしており、寺院での托鉢や仏教行事は、今も暮らしに根づいています。
日本との交流
日本とタイは、1887年(明治20年)に修好通商に関する宣言に調印し、正式な外交関係を結びました。2027年はそれから140年にあたります。節目の年である2007年の120周年、2017年の130周年には、記念の行事や展示が行われました。
1980年代には、円高を背景に多くの日本企業がタイに進出しました。現在も日本とタイの経済の結びつきは深く、観光や食文化を通じた交流も続いています。
タイの地図は、地図パズルで確認できます。
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