ベトナム
ベトナムは、インドシナ半島の東側に南北に細長く延びる国です。北のハロン湾から南のメコンデルタまで、変化に富む自然と、さまざまな国との交流の歴史が残る町並みがあります。
面積は総面積(内水面を含む。出典により差があります)、人口は国連人口部の推計(2023年7月1日)。順位は国連加盟国193か国の中での順位で、各国政府の統計とは差があることがあります。
南北に細長い国土
ベトナムの面積は約32万9,000平方キロメートルで、日本の国土よりやや小さい国です。2023年の人口は国連の推計で約1億35万人で、首都はハノイです。民族はキン族(越人)が約86%を占め、ほかに53の少数民族が暮らしています。公用語はベトナム語で、仏教やカトリック、カオダイ教などが信仰されています。
国土は南北に細長く、北部には紅河の流域に平野が広がり、南部にはメコン川が運んだ土砂でできた広大なデルタが続きます。南北で気候が異なり、地域ごとに食べ物や暮らしの様子にも違いがあります。
ハロン湾とメコンデルタ
北部のハロン湾は、石灰岩の柱のような岩山が海から突き出す景勝地で、約1,600の島々や岩が浮かんでいます。1994年に世界遺産に登録されました。湾の水中には海藻類が多く、千種を超える魚が暮らすなど、生き物の多様さでも知られます。
南部のメコンデルタは、ベトナムの米の生産の約半分を担う穀倉地帯です。米の輸出の大部分もこの地域から出ています。大河がはこぶ土砂でできた低い土地が一面に広がり、水路が網の目のようにめぐっています。
コーヒーの生産地
ベトナムは、ブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国とされ、生産の約95%はロブスタ種で、2025年度も、ロブスタ種の主要な供給国という立場は変わらない見通しとされています。ロブスタ種は、インスタントコーヒーや業務用のブレンドによく使われます。2025年度の産地の見通しでは、焙煎品や加工品をふくむ輸出が約2,790万袋とされ、ブラジルに次ぐ規模です。
甘いコンデンスミルクを入れて飲むベトナム式のコーヒーは、街角の喫茶店の定番として親しまれています。
ホイアンと日本
中部の港町ホイアンは、15世紀から19世紀にかけて、東南アジアや東アジア、そして世界の国々と交易した貿易港で、旧市街は1999年12月に世界遺産に登録されました。ベトナム、中国、日本、西洋の様式が混ざった町並みが残っています。小さな規模の貿易港が、そのまま保たれている点が評価されました。
町の中心には、17世紀初めに日本の商人がつくったとされる屋根つきの橋があり、日本、中国、ベトナムの影響が混ざった造りとされ、ホイアンを象徴する建物として親しまれています。
ベトナムの地図は、地図パズルで確認できます。
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