鹿児島県
鹿児島県は、桜島をはじめとする火山と、南の海に延びる島々の県です。九州で最も広い県で、屋久島・奄美大島・徳之島の3つの島が世界自然遺産に登録されています。火山灰の台地を生かした農業も盛んです。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- かごしま
- 地方
- 九州・沖縄地方
- 県庁所在地
- 鹿児島市
桜島と錦江湾
鹿児島県は九州の南端にあり、薩摩半島と大隅半島が、錦江湾(鹿児島湾)を抱くように南に延びています。その湾に浮かぶ桜島は、火山活動が活発で、現在も噴煙を上げています。昔は島でしたが、1914年の大噴火で流れ出た溶岩によって、大隅半島と陸続きになりました。
噴火で降った灰は、街の暮らしにも影響を及ぼします。鹿児島市では、灰を集めて出すための専用の袋があるほどです。それでも、桜島は県民にとって欠かせない風景です。桜島でとれる桜島大根は、世界一大きい大根として知られています。
シラス台地と農畜産業
鹿児島県の大地の多くは、大昔の噴火の火山灰が積もってできた「シラス台地」に覆われています。水がしみこみやすく、稲作には向かないため、さつまいもや畜産が発達しました。さつまいもの収穫量は、全国でもトップクラスです。
黒豚や黒牛など、特産の肉もよく知られています。さつまいもを原料にした芋焼酎は、この土地の風土から生まれた酒です。茶の産地としても有名です。県の面積は約9,200平方キロメートルで、九州で最も広く、人口は約159万人です。
南の海に連なる島々
鹿児島県は、南北に約600キロメートルもあり、種子島や屋久島、奄美大島など、数多くの島があります。種子島宇宙センターは、ロケットの打ち上げ場として知られます。
屋久島は、樹齢が何千年ともいわれる縄文杉の森で、1993年に世界自然遺産に登録されました。島の最高峰・宮之浦岳は、約1,940メートルで、九州で最も高い山です。奄美大島と徳之島も、沖縄島北部・西表島とともに、2021年に世界自然遺産に登録されています。
薩摩の歴史と南端の地
江戸時代には、島津氏が治める薩摩藩がありました。幕末には、西郷隆盛や大久保利通など、明治維新に力を尽くした人物が数多く現れました。
鹿児島市にある旧集成館は、藩が西洋の技術を取り入れて工場をつくった跡で、「明治日本の産業革命遺産」のひとつです。奄美大島の「鶏飯」は、ほぐした鶏肉などをご飯にのせ、スープをかけて食べる島の料理として知られています。
大隅半島の南端にある佐多岬は、九州本土の最南端です。薩摩半島の指宿には、熱い砂に体をうめる砂むし温泉があり、火山の恵みを肌で感じることができます。
鹿児島県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
鹿児島県のパズルを開く