宮崎県
宮崎県は、太平洋につながる日向灘に面した、温暖な南国の県です。高千穂など日本の神話の舞台としても、牛や野菜、マンゴーなど果物の産地としても知られています。冬でも暖かい気候が特色です。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- みやざき
- 地方
- 九州・沖縄地方
- 県庁所在地
- 宮崎市
神話の里、高千穂
宮崎県には、日本の神話にまつわる場所が多く残っています。山あいの高千穂は、神が天から降りてきたと伝えられる土地です。高千穂峡では、川沿いに、周囲の岩が柱のように切り立った崖が続き、その谷を流れる水の音が響きます。
この岩は、遠い昔に阿蘇山の噴火で流れ出た火砕流が冷えて固まったものです。高千穂では、秋から冬にかけて、集落ごとに夜通し神楽を舞う夜神楽も伝えられています。
日照と黒潮の恵み
宮崎県の東は、太平洋につながる日向灘です。沖には黒潮という暖かい海流が流れ、日照時間も長いため、冬でも暖かく過ごしやすい気候です。1960年代には、南国の雰囲気にひかれた新婚旅行の行き先として、大きな人気を集めました。
県庁所在地の宮崎市には、南国らしいフェニックスの並木が続きます。市の南の青島には、波に削られた岩が、洗濯板のように並ぶ「鬼の洗濯板」があります。さらに南の日南市には、飫肥杉で栄えた城下町、飫肥の古い町並みが残っています。
農業と畜産の県
暖かい気候を生かして、ピーマンやきゅうりなどを、冬から春にかけて出荷する栽培が行われています。完熟させてから出荷するマンゴーも、宮崎を代表する果物です。
牛や豚、鶏を育てる畜産も盛んです。宮崎牛は、肉の質を競う全国の大会で、高い評価を受けてきました。チキン南蛮は延岡で生まれた料理とされ、冷や汁や地鶏の炭火焼きとともに、宮崎の味として親しまれています。
山がちな地形と古墳群
面積は約7,700平方キロメートルで、九州では鹿児島県に次ぐ広さです。人口は約107万人です。ただし、県の大部分は森林で、九州山地が西に連なります。鹿児島県との境には、霧島の山々がそびえています。
西都市には、西都原古墳群があります。古墳が300基あまりもまとまって残っている、日本でも有数の古墳群です。
宮崎市の宮崎神宮は、初代の天皇とされる神武天皇をまつる神社です。冬でも暖かいため、プロ野球やサッカーのチームがキャンプに訪れることでも知られます。江戸時代の終わりごろに宮崎で見つかったとされる柑橘の「日向夏」も、この土地の名物です。昔の国の名前は「日向」で、海の名前の日向灘もここに由来します。県の南部の都井岬には、国の天然記念物に指定された野生の馬が暮らしています。
宮崎県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
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