石川県
石川県は、日本海に細長く突き出た能登半島と、城下町・金沢をもつ県です。加賀百万石の時代に育った工芸や食の文化が、現在も町や村の暮らしに息づいています。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- いしかわ
- 地方
- 中部地方
- 県庁所在地
- 金沢市
加賀百万石の城下町
江戸時代、現在の石川県のあたりは加賀藩といい、前田家が治めました。「加賀百万石」と呼ばれるほど、全国でも大きな藩でした。県庁所在地の金沢市は、その城下町として栄えました。
金沢の兼六園は、岡山の後楽園、水戸の偕楽園とあわせて「日本三名園」とされます。名前は、広々とした景色・静けさ・眺めのよさなど、庭にそなわる6つの美しさ「六勝」にちなむといわれます。
金沢には、古い茶屋が並ぶ「ひがし茶屋街」のような町並みが残る一方で、2004年には、丸い建物の「金沢21世紀美術館」が開館しました。古い町並みと現代的な建築が、すぐそばに並ぶ町です。
工芸と食の文化
加賀藩は、学問や芸術に力を入れました。そのため、九谷焼、加賀友禅、金箔、輪島塗など、すぐれた工芸が石川県でいくつも育ちました。金沢の金箔は、金を薄く打ちのばしたもので、寺や工芸品の飾りに使われます。
金沢駅には、2015年に北陸新幹線が通りました。現在は東京と直接つながり、観光客が大きく増えました。
「金沢の台所」と呼ばれる近江町市場には、日本海でとれた魚や、加賀れんこんなどの「加賀野菜」が並びます。工芸も食べ物も、町の人の暮らしに溶けこんでいることが金沢の魅力です。
冬は、ズワイガニの「加能ガニ」やブリなど、日本海の幸がおいしい季節です。能登では、海水を砂浜にまいて塩をつくる、昔ながらの製塩も受け継がれています。
日本海に突き出る能登半島
能登半島は、日本海に向かって、ぐっと北へ突き出しています。海沿いの斜面につくられた白米千枚田や、里山と里海をうまく使った暮らしは、2011年に世界農業遺産に認められました。
2024年1月1日には、能登半島で大きな地震があり、家や道路などに大きな被害が出ました。復旧と復興は、現在も続いています。
白山と冬の天候
県の南には、標高約2700メートルの白山がそびえ、岐阜県との境になっています。昔から信仰の山として大切にされてきました。山から流れ出る手取川は、扇のように広がる平野をつくり、田んぼをうるおしています。
日本海側にあるため、冬は雪や雨の日が多くなります。「弁当忘れても傘忘れるな」ということばが、この地方に伝わるほどです。石川県の面積は約4200平方キロメートル、人口は約113万人です。
石川県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
石川県のパズルを開く