和歌山県

和歌山県は、紀伊半島の南西に位置し、深い山と黒潮の流れる海に挟まれた県です。高野山や熊野古道などの祈りの道と、梅やみかんなどの恵みで知られる、自然豊かな県です。

日本の中の和歌山県の位置
日本の中の和歌山県の位置
面積
4,725km²
30位/47
人口
92万人
40位/47
922,584人(2020年)
市町村数
30市町村
9市・20町・1村

面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。

読み方
わかやま
地方
近畿地方
県庁所在地
和歌山市
陸で接している都道府県
大阪府、三重県、奈良県

山が大半を占める半島の県

和歌山県は、紀伊半島の西から南にかけて広がります。県の面積の大部分は、紀伊山地の山と森林です。川の流れは急で、人が暮らす平野は、紀の川の流域や海沿いに限られています。

紀の川は奈良県の山から流れ、県の北部を西に進んで、和歌山市で海に注ぎます。和歌山市の沖には、紀淡海峡を挟んで淡路島があり、海を隔てて兵庫県と向かい合っています。山が海に近づいているため、港町は、山と海の間の狭い土地につくられています。

高野山と熊野古道

高野山は、平安時代の初めの816年に、空海が開いた真言宗の聖地で、今も多くの寺があります。宿坊に泊まって、精進料理を味わうこともできます。田辺市や新宮市のあたりには、熊野三山と呼ばれる神社があり、参道は熊野古道と呼ばれます。熊野古道は、都から遠い紀伊の山の奥まで、歩いて参拝に向かう人々が、長い間使ってきた道です。

「紀伊山地の霊場と参詣道」は、2004年に世界遺産になりました。山中の古い道を、多くの人が祈りを込めて歩いてきた歴史が評価されました。

黒潮の海と温暖な気候

県の南には、太平洋を流れる暖かい海流の「黒潮」が近づきます。そのため、冬でもあまり寒くなりません。串本町の潮岬は、本州で最も南にあるところです。

白浜町には温泉と海水浴場があり、勝浦港はマグロの水揚げで知られます。白浜の海岸には、千畳敷や三段壁など、波に削られた岩の景色が広がります。海に面した町には、昔の津波の記憶を伝える言い伝えもあり、広川町の「稲むらの火」は、1854年の地震のときの出来事にもとづく話です。

梅とみかんの国

和歌山県は、梅の収穫量が全国1位で、全国の半分以上をつくっています。みかんも、全国でトップクラスの産地です。有田川沿いの有田みかんは古くから知られ、江戸時代には、紀州のみかんを船で江戸に運んで財をなしたと伝わる、紀伊国屋文左衛門の話もあります。山の斜面は日当たりがよく、温暖な気候が、果樹栽培に向いています。梅では、みなべ町などで育つ「南高梅」が有名で、柿も全国有数の産地で、奈良県と上位を争います。ウバメガシを焼いてつくる「紀州備長炭」も、この県の名産です。

江戸時代には、徳川御三家のひとつ、紀州藩が置かれ、和歌山城がその中心でした。紀州藩から、のちに8代将軍となった徳川吉宗が出ています。

和歌山県の形と位置は、地図パズルで確認できます。

和歌山県のパズルを開く

最終更新:2026-10-05 / 地図データの出典はデータの出典をご覧ください。