奈良県
奈良県は、710年に平城京が置かれた、古い歴史をもつ県です。観光地として人気の奈良公園があり、海のない県で、北は広い盆地、南は深い山と、同じ県内でも景色がまるで異なります。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- なら
- 地方
- 近畿地方
- 県庁所在地
- 奈良市
盆地と山の県
奈良県は海のない県で、北部に奈良盆地が広がり、県庁のある奈良市もここにあります。奈良県の人口は約132万人(2020年)です。盆地には、周囲の山から流れる川が集まって大和川となり、その水は大阪府を通って大阪湾に注ぎます。南部は紀伊山地の山深い土地で、人の住む場所は川沿いに点在しています。
近畿で最も高い山、八経ヶ岳(標高1,915メートル)も奈良県にあります。県の最南部にある十津川村は、面積が約672平方キロメートルあり、日本で最も広い村です。
日本の始まりの地
奈良県のあたりは、昔は「大和」と呼ばれ、日本の国の形ができていった場所と言われます。飛鳥には、古い時代の都や古墳が残っています。奈良は、日本の古い時代の暮らしや考え方を、今に伝える歴史の舞台といえる土地です。
710年には、平城京がつくられました。唐の都・長安を手本にした、碁盤の目のような計画都市で、人口は10万人ほどだったという説があります。奈良市には、平城宮の跡が今も広がっています。都は、784年に長岡京へ移るまで、奈良盆地にありました。現在の奈良盆地は、大阪に通勤する人たちが暮らす住宅地にもなっています。
大仏と鹿の町
東大寺の大仏は、聖武天皇の願いでつくられました。奈良公園には、春日大社の神の使いとされる鹿が、人々とともに暮らしています。奈良公園のシカは「奈良のシカ」として、1957年に国の天然記念物に指定されています。
斑鳩町の法隆寺は、世界最古級の木造建築で、1993年に世界遺産になりました。奈良の社寺は「古都奈良の文化財」としても、1998年に登録されています。東大寺の大仏は、752年に開眼の供養が行われ、大仏殿は世界最大級の木造建築のひとつです。飛鳥の明日香村には、巨大な石を組んだ石舞台古墳があり、当時の力のある豪族の墓ではないかと言われています。
吉野の桜と山の恵み
南の吉野山は桜の名所で、春には多くの山桜が山を覆います。古くから修験道の聖地でもありました。
三輪そうめんや、柿の葉でくるむ「柿の葉寿司」、野菜を漬けた「奈良漬」など、山の暮らしから生まれた食べ物も伝わっています。工芸では、奈良筆や奈良墨が伝えられ、生駒市の高山では、抹茶をたてる道具の茶筅が作られています。
奈良県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
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