三重県
三重県は、「一生に一度は」と人々が昔から参拝してきた伊勢神宮、入り組んだ志摩の海岸線、忍者の里として知られる伊賀を抱える、南北に細長い県です。海の幸や松阪牛でも知られます。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- みえ
- 地方
- 近畿地方
- 県庁所在地
- 津市
紀伊半島を南北に貫く県
三重県は、紀伊半島の東側に南北に細長く延びています。西には鈴鹿山脈や紀伊山地が続き、東は伊勢湾と熊野灘に面しています。山と海に挟まれているため、平地は海沿いに帯のように広がっています。
昔は、伊勢・伊賀・志摩の3つの国と、紀伊の一部に分かれていました。同じ県内でも、北は名古屋に近く、南は和歌山や奈良の山あいに近いなど、地域ごとに雰囲気が異なります。南部は、海から湿った空気が山にぶつかるため雨が多く、奈良県との県境にある大台ヶ原のあたりは、年間の降水量が3,500ミリ以上にもなる、日本有数の多雨地帯として知られています。
伊勢神宮と式年遷宮
伊勢市にある伊勢神宮は、天照大御神をまつる神社で、「お伊勢さん」と親しまれています。内宮と外宮を中心に、数多くの社が点在しています。
社殿は20年に一度、すべて新しく建て替えられ、神様にお移りいただきます。これを式年遷宮といい、690年に始まったと伝えられ、1300年以上受け継がれてきた行事です。2013年の遷宮は62回目にあたります。江戸時代には、普段は旅に出られなかった人々も、「おかげ参り」と称して伊勢を目指しました。伊勢の町では、太い麺にこいたれをかける「伊勢うどん」が名物として知られています。県庁所在地の津市は、伊勢湾に面した町で、名前の「津」は港を意味する古い言葉です。南の熊野灘沿いは、山がすぐ海に落ち込む地形で、尾鷲市のあたりでは、漁業と林業が盛んです。
入り組んだ海と海の恵み
志摩半島のあたりは、山が海に沈んだ形の「リアス海岸」で、英虞湾には小さな島と入り江がいくつも浮かびます。波が穏やかなため、真珠の養殖が盛んになりました。鳥羽では、1893年(明治26年)に御木本幸吉が半円真珠の養殖に成功し、のちに丸い真珠もつくれるようになりました。
海女が海に潜ってアワビやサザエをとる漁は、この地域に今も受け継がれています。伊勢えびや、松阪市の和牛「松阪牛」など、全国に名の知られた食べ物も多い県です。
伊賀、熊野古道、鈴鹿
内陸の伊賀市は、忍者の里として知られています。熊野古道の伊勢路は、伊勢から熊野へ向かう巡礼の道で、2004年に世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部です。この世界遺産は、三重県・奈良県・和歌山県にまたがっています。
北部には、自動車レースで有名な鈴鹿サーキットがあります。四日市市は、昭和の時代に石油化学の工場が集まった港町として発展しました。伊賀市は、1644年に俳人の松尾芭蕉が生まれた町で、桑名市は、東海道の宿場町として栄え、ハマグリ料理で知られます。南北に細長いこの県には、地域ごとにまったく異なる顔があります。
三重県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
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