滋賀県
滋賀県は、県の面積の約6分の1を占める日本最大の湖、琵琶湖を抱える県です。湖は近畿の水を支え、周囲には城や商人の町、古い寺院など、歴史の跡が数多く残っています。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- しが
- 地方
- 近畿地方
- 県庁所在地
- 大津市
県の中央に広がる琵琶湖
琵琶湖の面積は約670平方キロメートルで、日本で最も大きな湖です。滋賀県の面積の約6分の1にあたり、地図で見ると、県の中央に大きな湖が広がっています。名前は、楽器の琵琶に形が似ていることに由来すると言われます。
琵琶湖は、およそ400万年という長い歴史をもつ、世界でも数少ない「古代湖」のひとつです。ビワマスのように、ここにしか生息しない固有の生き物が、60種を超えるといわれます。県内は、琵琶湖を中心に、湖北・湖東・湖南・湖西と、4つの地域に分けて呼ばれることが多く、岐阜県との境には、標高1,377メートルの伊吹山がそびえています。伊吹山は滋賀県で最も高い山です。
近畿を潤す水がめ
湖の水は、大津市の瀬田川から流れ出て、京都府で宇治川、大阪府で淀川と名前を変え、大阪湾に注ぎます。京都や大阪などの人々が使う水の多くを琵琶湖がまかなっているため、「近畿の水がめ」とも呼ばれます。
湖を守るため、滋賀県では、水を汚さない取り組みが長く続けられてきました。海のない県ですが、湖は、釣りや水泳、ヨット、そして湖で獲れる魚を使った郷土料理など、暮らしの身近にあります。ニゴロブナを漬け込んだ「ふなずし」は、その代表です。湖には、人が暮らす沖島という島もあり、淡水の湖に浮かぶ島で人が住むのは、日本でここだけとされています。
近江と呼ばれた土地
昔の国の名は「近江」でした。「近つ淡海(都に近い湖)」が元の意味で、都のあった京都や奈良にほど近い場所でした。667年には、天智天皇が大津に都を移したことがあります。
戦国時代には、織田信長が琵琶湖のほとりに安土城を築きました。彦根城は、江戸時代の姿を残す、国宝の天守をもつ城です。長浜市は、秀吉が初めて城主になった町で、春の長浜曳山まつりは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。近江八幡市には、堀沿いに江戸時代の商家が並ぶ町並みが残っています。大津市にある比叡山の延暦寺は、世界遺産「古都京都の文化財」の一つです。
近江商人と信楽焼
江戸時代には、近江の商人が全国で活躍しました。「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の考え方が、今も語り継がれています。
甲賀市には、たぬきの置物でも知られる信楽焼の産地があります。牛肉の「近江牛」も有名で、湖と山に恵まれた県の食文化を代表する存在です。
滋賀県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
滋賀県のパズルを開く