京都府
京都府は、山に囲まれた盆地に千年以上続いた都を擁する府です。北は日本海にまで広がる南北に長い形をしていて、町のつくりや暮らしにも、地形を生かした工夫が見られます。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- きょうと
- 地方
- 近畿地方
- 府庁所在地
- 京都市
山と川に抱かれた都
京都市のあたりは、東山・北山・西山の山々に三方を囲まれた盆地です。東には鴨川、西には桂川が流れ、その間に町が広がっています。夏は蒸し暑く、冬は底冷えがすることで知られます。
794年、桓武天皇がこの地に平安京をつくりました。山と川があるため守りやすく、水にも恵まれた土地として選ばれたと言われます。明治の初めに東京へ都が移るまでの千年余り、京都は日本の都として栄えました。
碁盤の目の町並み
京都の中心部は、道が東西と南北にまっすぐ交わる、碁盤の目のような形をしています。平安京の区画がもとになっています。そのため、道を覚えるために、「まるたけえびすにおしおいけ」と東西の通りの名を並べた、わらべ歌のようなものが歌い継がれてきました。
町なかには、間口が狭く奥に長い「京町家」が今も残っています。「うなぎの寝床」と呼ばれる形で、狭い土地を上手に使うための工夫です。京都では、道を北へ行くことを「上る(あがる)」、南へ行くことを「下る(さがる)」と言います。かつて御所のあった北が「上」だったからで、住所にも、この言い方が使われます。
南部の茶と北部の海
京都府は、京都市のある南部だけでなく、北部にも広がっています。北には日本海に面した丹後があり、日本三景の一つ、天橋立があります。砂の細長い道が、海を二つに分けるように伸びています。
南部の宇治市は、お茶の産地として有名です。抹茶や玉露がつくられています。丹後ちりめんという絹織物も、この府を代表する伝統産業です。京都市では、西陣織や清水焼などの工芸が育ち、九条ねぎや賀茂なすといった「京野菜」も、盆地の気候と水を生かして作られてきました。夏には、鴨川の川べりに、涼を取るための「納涼床」が出されます。京都大学をはじめ、多くの大学があることも、学生の多い町の顔をつくっています。
祭りと世界遺産
7月の祇園祭は、平安時代の869年に疫病を鎮める祈りとして始まったと伝えられる、1100年以上の歴史をもつ祭りで、山鉾が町を進みます。京都市・宇治市・大津市にある17の社寺や城は、「古都京都の文化財」として1994年に世界遺産に登録されました。清水寺、金閣寺(鹿苑寺)、銀閣寺(慈照寺)、二条城、宇治の平等院などが含まれます。
京都市は人口約146万人(2020年)で、大学や研究所も多い町です。千年の都の歴史と、現代の学術都市としての顔が重なり合っています。
京都府の形と位置は、地図パズルで確認できます。
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