山形県

山形県は、さくらんぼや西洋なしなど、果物の産地として知られる県です。日本海へ流れる最上川と、信仰を集めてきた出羽三山の山々が、この土地の暮らしを育んできました。

日本の中の山形県の位置
日本の中の山形県の位置
面積
9,323km²
9位/47
人口
107万人
36位/47
1,068,027人(2020年)
市町村数
35市町村
13市・19町・3村

面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。

読み方
やまがた
地方
東北地方
県庁所在地
山形市
陸で接している都道府県
宮城県、秋田県、福島県、新潟県

山に囲まれた果樹の盆地

山形県は、東の奥羽山脈と、西の出羽山地・朝日連峰などの山々に囲まれた県です。山の間には山形盆地や米沢盆地が広がり、昼夜の気温差が大きいことが、甘い果物を育てます。

さくらんぼ(おうとう)と西洋なしのラ・フランスは、どちらも収穫量が全国で1位です。「佐藤錦」という品種は、山形県で生まれたさくらんぼとして知られています。

最上川と芭蕉の句

最上川は、山形県を南から北へ流れ、庄内平野から日本海に注ぐ川です。球磨川・富士川と並んで、日本三大急流の一つに数えられています。江戸時代には、米や紅花を運ぶ船が行き交い、上流と日本海の港を結ぶ大切な道でした。

俳人の松尾芭蕉は、この川を下る船旅の様子を、「五月雨をあつめて早し最上川」と詠みました。山寺の名で知られる立石寺では、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んでいます。

内陸と庄内の二つの地域

山形県は、山形市や米沢市のある内陸と、鶴岡市や酒田市のある庄内に分けて語られることが多い土地です。庄内は日本海に面した米どころで、つや姫という品種は山形県で開発されました。酒田は、かつて日本海を行き交う北前船の港として栄えました。

内陸の米沢は、上杉家の城下町で、米沢牛でも有名です。天童市では将棋の駒づくりが盛んで、駒の生産は全国の大半を占めるといわれます。毎年春には、駒の形の人を使った「人間将棋」も行われ、町ぐるみで将棋の文化を守っています。

信仰の山と蔵王の樹氷

月山・羽黒山・湯殿山は、合わせて「出羽三山」と呼ばれ、古くから山にこもって修行する人々の信仰を集めてきました。今も、白い装束をまとった人々が山をめぐります。羽黒山の長い石の階段は2,400段あまりといわれ、杉並木のなかを登っていくと、五重塔が姿を見せます。

宮城県との県境にある蔵王では、冬になると、木々が雪や氷に覆われて、「樹氷」ができます。秋の「芋煮会」は、河原で里芋の鍋を作って食べる行事で、地域によって、肉や味つけが異なるのも特色の一つです。

山形県は、秋田・宮城・福島・新潟の4県と接しています。山形新幹線は、福島県から山形県へと山あいの線路を通り、内陸の町と東京を結んでいます。冬には雪の深い峠を越えるため、その車窓の景色も見どころの一つです。山形県は、日本海に面した庄内地方で、冬の波や風が強いことでも知られています。

山形県の形と位置は、地図パズルで確認できます。

山形県のパズルを開く

最終更新:2026-10-05 / 地図データの出典はデータの出典をご覧ください。