広島県
広島県は、瀬戸内海に面した、中国地方で最も人口の多い県で、広島市はその中心です。平和への願いを発信する都市であり、海に浮かぶ宮島の厳島神社や、牡蠣・レモンの産地としても知られています。
面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」(令和7年10月1日)、人口は2020年国勢調査、市町村数は国土地理院の同資料。順位は47都道府県の中での順位。
- 読み方
- ひろしま
- 地方
- 中国地方
- 県庁所在地
- 広島市
川の三角州に開けた町
広島市の中心部は、太田川が海にそそぐところにできた、三角州の上にあります。川がいくつにも枝分かれして、市内には水辺が多く見られます。
広島県の人口は約280万人で、中国地方で最も多く、広島市だけで約120万人が暮らしています。県の南は瀬戸内海に面していて、多くの島が浮かんでいます。
広島市は、戦国時代の終わりに、毛利輝元が城を築いたことから、町として発展しました。その後、江戸時代には浅野家が城下町を治め、現在の市街地の土台ができました。
広島県は、山の多い北部と、海に面した南部とで、景色が大きく異なります。北部の中国山地では、冬に雪が降り、スキー場もあります。一方、南部は瀬戸内海の穏やかな気候で、人口も産業も、海沿いに集中しています。
平和への願い
1945年8月6日、広島市に原子爆弾が投下され、多くの人の命が失われました。その中で、爆心地の近くに残った建物は、のちに「原爆ドーム」として保存され、1996年に世界遺産に登録されました。
平和記念公園では、毎年8月6日に平和記念式典が開かれます。広島の人びとは、戦争の悲しみを忘れず、二度とくり返さないことを、世界に向けて訴え続けています。
広島市には、平和について学べる資料館もあり、国内外から、毎年多くの人が訪れます。折り鶴を平和の願いとしてささげる姿も、平和記念公園でよく見られます。
海に浮かぶ神社
宮島にある厳島神社は、海の上に建てられた、珍しい神社です。満潮のときには、赤い大鳥居が海の中に立っているように見え、潮が引くと、鳥居の近くまで歩いて行けます。1996年に世界遺産に登録されました。
島では野生のシカが歩いていて、名物のもみじまんじゅうを売る店が、参道に並んでいます。
潮の満ち引きの差は、瀬戸内海のなかでも大きいほうで、満潮と干潮とでは、社殿の見え方がまったく異なります。昔の人は、島そのものを神として敬い、島の土を直接踏まないように、建物を海の上に建てたと言われます。
島と海の恵み
穏やかな瀬戸内海は、牡蠣の養殖に適していて、広島県の牡蠣の生産量は全国で最も多くなっています。生口島などの島々では、レモンづくりがさかんで、レモンの収穫量も全国でトップクラスです。
尾道市から愛媛県の今治市までは、島づたいに橋がかかる「しまなみ海道」が通っています。広島市で食べられる「広島風お好み焼き」も、全国に知られています。
呉市は、海に面した造船の町として知られ、大きな船がつくられてきました。広島県の南部は、造船や鉄鋼など、ものづくりの工場が多い地域でもあります。
広島県の形と位置は、地図パズルで確認できます。
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